■ヴァイロンの塔■ 外の文明から遠く離れた場所にある 高い高い塔です。 誰が建てたのかも 何の目的があって建てられたのかも さっぱり分かっていません。 誰も頂上へ登ったことがないこの塔には いつしか 不思議な噂が広まるようになりました。 『頂上へ辿り着いた者は ”大いなる証” が与えられるだろう』 それは永遠の命なのか、 誰にも負けない強い力なのか、 この世の全ての知識なのか。 多くの人がその噂を信じて 塔へ挑戦し 敗れ去っていきました。 あなたがこの塔を訪ねたのは そんな折のことです。 ■魔法使い■ 外の文明には ”魔法使い” と呼ばれる人たちがいます。 彼等は物理法則を捻じ曲げ、不思議な力を使います。 彼らは あるところでは人々に崇められ、 あるところでは人々に恐れられ、 あるところでは人々に忌み嫌われてきました。 ヴァイロンの塔は、魔法使い以外を拒絶します。 魔法使いでないものは、周りを覆う深い大森林に迷い込み 辿り着けない仕組みになっているようです。 ■外の文明について■ 機械が発達していたとも、魔法が発達していたとも伝えられます。 しかしただ1つ、繰り返されることがあります。 栄えていた国は暴虐の王によって衰え、 それを憂いた一人の英雄によって倒される。 歴史の節目に必ず起こるこの出来事は、 語り部によって神話となり、こう伝わっています。 ”影ノ王ガ 国を滅ボス 選バレシ勇者ハ 精霊ヲ呼ビ大地ト呼応ス" |